10月に入りましたが、夏日の様な日もまだある様なので体調に気を付けてお過ごしください。
原材料価格が上がり今年も10月から様々なものが値上げされています。
年末に向けて忙しくなる方もいらっしゃるかと思いますが、今回の値上げ等でどのくらい家計に影響があるのかを早めに確認して家計の見直し等をご検討下さい。
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10月からの値上げ
食品
- 小麦(19%程度増加)
※小麦粉が使われているパン・パスタ・うどんやらーめんなどの麺類・和菓子・洋菓子等の値上げ含む(令和4年1月ころに反映予定) - 冷凍食品(4~8%値上げ)
- マーガリン(12%程度増加)・ホイップ
- コーヒー(20%程度増加)
- サラダ油(1キロ30円増加)
光熱費
- 電気(114円増加 ※30A・260kWh使用の場合)
※11月のガス料金から、都市ガス:1㎡2.91円増加・プロパンガス:1㎡4円増加
その他
- 紙巻タバコ・加熱式たばこのタバコ税が増加
- 車検費用:法廷手数料に技術情報管理手数料を追加(1件につき400円増加)
※二輪自動車と大型特殊自動車は対象外
※自動車メーカーが提供する故障診断に必要な情報管理、全国の検査場(車検場)や整備工場が利用する情報システムを運用していくための費用として追加される。自動ブレーキ等の自動運転技術の為のOBD検査自体は令和6年に開始される。(国土交通省HPより)
10月からの値下げ
- 郵便の速達料金(土曜日配達廃止の為)30円値下げ
※普通郵便・メールパックの土曜日の配達休止(速達・ゆうパック・レターパックは今まで通り配達) - 振込手数料(最大110円値下げ)
※大手銀行から地銀への振り込み - 固定電話から携帯電話への通話料1分17.6円値下げ
※SIMロックは原則禁止に変更
その他
- 最低賃金:全国平均28円増加(時給930円)
- マイナンバーカードの健康保険証の機能が追加(20日から)
来年も火災保険料が大きく値上げをする予定
今年(令和3年)も値上げされましたが、6月に各損害保険会社が保険料を決める際に参考にしている「参考純率」を決めている損害保険料率算出機構が個人向け火災保険料の目安を全国平均で10.9%引き上げると発表しております。
令和元年と令和2年の台風の影響が来年の値上げの原因となります。実際に値上げされる時期は令和4年中の予定とされておりますが、保険料以外にも契約期間が変更になります。
火災保険の契約期間は平成27年の10月から最大36年間の長期契約が出来た火災保険が最長10年間までに変更になりました。来年は最長で10年の契約ができた火災保険も最長5年へ変更予定となっております。
この変更は度重なる災害で保険会社が保険金を多く払っていることが理由となります。発生した災害に応じて保険料を上げているので保険の契約期間が短くなれば値上げした保険料を払ってもらいやすくなります。
また、火災保険には長期契約割引がある為、契約期間が長いほどその割引率は大きくなりますので1年ごとや5年ごとに保険料を払うよりも保険料が安くなります。
(保険会社によって割引率は異なりますので契約している保険会社にご確認下さい)
次回の変更で火災保険契約期間が最長5年になった場合は10年間契約をした場合の割引を受けられなくなるので保険料の変更がなかったとしても負担も大きくなります。
少しでも保険料の負担を減らす為にも、もう少しで契約の更新がある方やこれから住宅を購入して契約をする場合は10年間の契約期間にしておくことをお勧めします。
現在の火災保険料で契約すれば今後の災害での保険料の値上がり分と10年契約での長期契約割引が受けられますが、住宅購入後の更新等で契約をする場合は保険料分のお金を準備しておかないと契約ができません。
建物の構造によっても保険料は違いますが、年末年始はどうしても費用がかかる時期でもありますので、新型コロナウイルスの影響もなく冬のボーナスもしっかり出る場合はボーナスの使い道の一つに火災保険を10年に変更しておくこともご検討下さい。
これから住宅を購入する場合は最初の10年間分の火災保険料は住宅ローン等に含めて借りることも可能ですが、今回10年間で契約しても10年後から5年ごとに火災保険料の負担が続きます。住宅購入をする際はしっかり購入後の費用も確認して契約を進めましょう。
家計の見直しは定期的に
毎年色々な物やサービスの値段が値上がりしていますが、光熱費以外の食品等は購入する頻度によって影響は変わりますので人それぞれになります。
家計の管理も大変だと思いますが、食品や水道光熱費の値上げはどうしても必要な費用になりますので、支出の優先順位を確認して優先度の低い費用は見直しができる箇所がないかどうかをご確認下さい。新型コロナウイルスの影響でストレスもたまりやすい状況がもう少し続くと考えられますが、すべてを我慢するのではなく、めりはりをつけて予算化して使っていくことを考えていただければと思います。