今年も7月に入り、早くも後半スタートですね。
梅雨時期にもなりましたので体調に気を付けてお過ごしください。
6月から8月はボーナスがある方は夏のボーナスの時期ですね。
ボーナスの使い道は毎月の生活費の補填に使う方、住宅ローンや車のローン等のローンのボーナス払いに使う方もいらっしゃるかと思いますが、今年も昨年に引き続きコロナウイルスの影響で通常時よりボーナスが減っている方もいらっしゃるかと思います。
今年は昨年の様に特別給付金もありませんので今年の後半もしっかり家計を管理して計画的に使いましょう。
また、ボーナスに影響のない方も6月は住民税の額が変わる時期・昨年新社会人となった方は住民税が引かれ始める月となりますのでしっかり給与明細も確認しましょう。
令和元年の冬のボーナスと令和2年の夏のボーナスの平均はどう変わった?
<宮城県の全業種ボーナス額(令和1年冬・令和2年夏)>
<宮城県の業種別平均ボーナス額(令和1年冬・令和2年夏)>
業種別にみると建設業と情報通信業・飲食サービス業の女性以外の場合は一人当たりの平均額を比べると前年の冬のボーナスより額が下がっており、不動産業・専門技術サービス業・教育・学習支援業・医療福祉では大きくボーナス額が下がっております。
宮城県経営者協会が調査したところによると令和元年の夏と令和2年の夏を比べてみても令和2年度の宮城県の夏のボーナスは一人当たりの平均額が約60.2万円となり、約8%の減額でした。
全国の業種別の平均ボーナス額は下記の通りとなります。
<全国の業種別平均ボーナス額(令和元年夏・令和2年夏)>
宮城県と全国のどちらの表にも令和2年の冬の平均額はありませんが、令和2年の夏のボーナスは減らなかった方でも冬ボーナスが減った方もいらっしゃるかと思います。
コロナウイルスのワクチン接種も順次進んでいますが、業種によっては今後数年影響が続く場合もありますので下記の点にもご注意ください。
・今後の数年の期間に必要な一時的な費用を確認した上で計画的にボーナスは使いましょう。
※数年に一度の費用例:自動車の購入や車検費用・家電の買い替えなど
※1年に1回かかる費用:年払いの保険料など
・今後数年のうちに高校受験や大学受験を控えているお子様がいる場合は学費の準備以外に塾費用等も大きくかかる時期かと思いますので早めに準備をしておきましょう。
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・ボーナスを生活費の補填に使ってしまっている場合は早めに家計の見直しもご検討ください。
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新年からはじめる!簡単家計の見直しのコツ
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ボーナスが変わってなくても注意しよう!
最初にボーナスが減っていなくても6月から住民税が変わっている可能性があるとお伝えしましたが、9月から天引きされる社会保険料も変更になる可能性がありますのでしっかりと確認をしましょう。
給与から毎月天引きされている社会保険料(健康保険や厚生年金保険料)の計算の基準となる“標準報酬月額”は毎年4月~6月の給与の平均で等級が計算され、決定された等級でその年の9月から翌年の8月までの1年間使われることになります。
標準報酬月額を計算する際は基本給だけでなく、残業手当や通勤手当も含めて計算される為、7月以降に残業が減り収入が基に戻った場合でも、等級が変わって社会保険料が上がってしまった場合は翌年8月まで続くため、実際に生活費に使える手取りが減る可能性がありますので注意をしましょう。
※自分の等級が気になった方は参考に下記でご確認ください。
(3か月の平均を出して報酬月額の欄(赤枠)で等級が変わりそうかご確認ください)